自己紹介の授業(平成21年4月20)
1,自己紹介の実態と教育的意義
学級開きには必ず行われる自己紹介。名前と家族構成なと型どおりの方法で済ませることが多い。少し丁寧に指導をすれば効果が大きいだろうという問題意識を持った。
まず、自校紹介は自分探しと位置づけてみた。自分の中にあるものを外に出す事で新しい自分の見つける。それを分かりやすく伝えることで成長を自覚させるのである。
2目標
○自分のことを理解してほしい話題を見つけることができる。
○学年段階に応じた力で自己紹介の仕方を理解することができる。
○代表の自己紹介を聞き自分と比べて評価することができる。
○機会を見つけて自己紹介をすることができる。
3,到達の形
どのような自己紹介が望ましいかということを考えてみた。例えば次のような内容が考えられる。
私のことを知ってほしいということで、家族のことと、好きな勉強、最近ちょっといい話についてお話します
一つめの家族です。私の家族は、5人です。父と母。そして、五つ年下の弟とおばあちゃんと私です。父は時 々、6人と言います。それは犬もジョンを含めるからです。
二つめの好き勉強は社会です。地図を見るのが好きだからです。
三つの最近のちょっといい話は、父と日曜日に一緒に遊ぶという約束をしたことで す。いつもは、日曜日にいない父でから、何をして遊ぼうかとわくわくしています。
私の名前は、大下利香です。よろしくお願いします。
4,スピーチに到達する過程
低学年 話題を広げる。(名前・好きな勉強・家族・好きな食べ物・宝物)
※自己紹介のモデルを一事項または二事項としてい数人ごとの発表で話題の広げ方を理解する。
中学年 話題を広げながら、自分の紹介したいことを見つける。
※話題マップをつくり、自己紹介の仕方を理解する。
高学年 簡単な自己紹介をするために、メモを作り、話題を広げながら自己紹介をすることができる。
※モデルをもとに自分と相手を意識してスピーチをすることができる。
5、学習過程(1時間扱い 5年の場合)
○目標 自分のことを分かってほしい話題を選び、モデルに習って自己紹介をしたり、自己評価をすることできる
○展開の概要
@スピーチの目的を理解する。
○スピーチは自分探しであることを理解させる。
A話題探しのメモを作る。
○スピーチマップを作る。
Bスピーチの仕方を理解する。
○代表の子供のスピーチを指導、スピーチの仕方や力の入れどころ考えさえ た り想定させたりする。
Cスピーチをしたり聞いたりする活動を繰り返す。
○自己評価をしながら聞いたりスピーチをしたりする。
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