[の」の不思議(21/8/15)
ひと文字の読み方で 場面が変わる。言葉には不思議な力がある。「の」もその一つである
2年生の日記に次の文章があった
おばあちゃんの
おうちへいったの
おもちゃとおかしを
もらったの
文章を板書し、座席の順に音読をさせた。多くの子が
「おばあちゃんのおうちへいったの」
を読むとき「の」を普通に読んだ。
「おもちゃとおかしをもらったの」
を読むときも「の」を普通に音読をした。
途中から、「もらったの?」と「の」を問いかけるように読む子があった。微妙な読み方の違いに「おもしろい」と反応する子があった。順列組み合わせのように「の」と「の?」の読み方は四通りになった。理由は、玩具とお菓子を持ってる子にお母さんが「おばあちゃんnおうちへ行ったの?」と尋ねたという意見や友達が「おもちゃとおかしをもらったの?」と聞くという場面を想像する子もあった。「の」の読み方で場面が変わって来ることは発見であった。
「おばあちゃんの(間)おうちへ(間)いったの」と怒鳴るように読む子があった。その子は、遠くにいるお母さんに大きな声で言っているのだという事だった。読み方の違いで、場面の様子や相手との関係、距離の違いまで考えるきっかけになった。
「の」から広がる授業であった。「の」の不思議はその後、教室の合い言葉になった。
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