ちょっといいはなし
新緑
俳句
ブログ
プロフィール
リンク
HOME > 国語科教育 > 国語の授業実践記録 >
国語科教室
「きいて きいて」(1年)(051010)
back   next 一覧表に戻る
  ▲話すこと・聞くことの活動として「きいて きいて」と相手を見つけて話をする。
 その話に質問を加えながら、経験したことの楽しさやおもしろさを共有することが
 1年生の言葉への出会いであろう。

▲参観をした授業は次のような学習経過をたどった。
まず、本時までに、伝えたいことを選び、原稿と絵で発表の準備をしていた。
授業の始まりまでに、あらかじめ、発表の内容が用意できていたので、その絵を
見たりする様子に勢いがあった。
@学習の予定を聞く
A発表をする。質問を受ける。
Bグループで発表をする。
Cグループの代表者を決める。
Dグループの代表者が発表をする。
 学習の過程は吟味されていたように見られたが子供に勢いがない。
 その原因を探ってみた。
 多くの子が、毎日世話をしているアサガオの花のことであった。
 「アサガオが五つさきました。いろは赤と青です」
 質問としては、
「うれしかったですか」
 であり、答えは「はい」であった。
グループになっても、誰から始めるかということを決めるのに時間がかかったり、
発表している子と聞いていいる子の連携がうまくいかない授業であった。

▲参観をしていて、授業のことよりも「きいて きいて」という思いがあったのか
どうかから吟味しなくていけないのではないかと考えた。
すでに、絵を書く段階で伝えたい熱い思いがなくなっていることやアサガオを話題に
選ぶ時期や伝えたい相手がグループの仲間という不自然さを子供が学習態度で
示したのではないかと考えた。
相手を学校のことを知らない家族の人に知らせるという話題を共通にし、 
@知らない人にどう伝えるか。
A何を伝えるといいか。
B声や速さはいいか。
という視点でみんなで課題を共通にした方がいいのではないかと考えた。

▲一方、発表を大事にするとしたら、「休み時間に見つけたこと」クラスの仲間に
伝えたいとっておきの話(トップニュース)だったら、原稿なしでも「きいて きいて」
になるのだろうなと思った。
 
TOPへ
Copyright(c) 2007 絆ー365日 All Rights Reserved