意図と考察 |
○本授業では、詩の内容理解を支えにした、どの子もが話しに参加することを目的としたので形式や方法が大事になっている。 特に、最初はメモを持たせて話をさせた。多くの子は読むことに力を注ぎ、声の大小や、内容についての意識はなかった。それでも、不自然に感じる子が少なかったので、そのまま授業を進めた。 |
○授業の途中で、話題を変える子があった。偶然であったが「話題を変えていいですか」という言い方が、話し方で大事と考えたので、子どもたちの関心の方向を、ここにしぼった。 |
○話すということは、話の流れがある。それに沿って話し合いをすることがよい話であるが時々流れを変えるものがあってうまくいかないという例は多い。このことに授業中気づいて、この発言を大事にしようとした。 |
○本時の目標は、理由を添えてということであったが、理由を添えるという技能的なことだけが目的ではなく、結局、話し合いの基本になる聞き手や流れを意識して話すということにたかまらなければいみがないということであろう。 |
○授業の後半に二つの例をあげたが、これは子どもが気づく内容であるが、本時の場合は、意識が高まっていなかったので、説明ということになってしまった。 |
○詩の鑑賞という面で指導が手薄になったように見えるが、話題としてはよい詩を扱うということの大事さを確認した授業でもある。 |