1、題材 詩を楽しもう アサガオ
2、指導によせて
授業に子どもが期待することは、楽しくて力がつくことであろう。楽しいということは、学習活動の 魅力があり、確実に言葉の力が身についていることを実感できることであろう。分かりやすいのは、音読であろう。読みをを繰り返す過程で自分の中に何か変化を感じる。そのような学習を積み上げて、読むたびごとに新しさを感じるような学習経験をさせてみたい。
教材「アサガオ」は、「ふうわりと」「ほやほや」「ぷんぷんおきょうのはじまり」などの言葉を布置しながら、新鮮な生命の始まりを暗示した詩である。学習の手がかりになるのは「詩を楽しもう」「まど・みちお」「アサガオ」「三連の詩」など、誰もが理解できる教科書に表れた事柄である。この事柄を手がかりに、自分なりの意味づくりをするの表現を軸にした学習である。
学習の柱にできそうな問いとして考えられるのは、次の事である。
○「詩を楽しむ」からどんなことを考えるか。(「楽しむ」をどのようにとらえるか) ○アサガオから何をイメージするか。(あさがお・朝顔との違い等について)
○まど・みちおさんはどんな人か。(作者のアサガオに対する考えや気持ちについて) ○挿し絵からどんなことを考えるか。(挿し絵を書いた人のイメージ。色や雰囲気)
○この詩から「いのち」を感じるか。(私たちのまわりには「いのち」がいっぱいから)
○詩からどんなことを感じたか。(読みながら、少しずつ見えてくる詩の世界について)
○好きな言葉、上手に書いてる言葉はどれか。(詩の中で、心に残る言葉、好きな言葉)
○詩人の言葉と思える所はどこか。(自分では思いつかない言葉や連等について)
子ども達はこれらの問いのどこに魅力を感じるかを探りながら授業を展開できる授業を構想していきたい。特に、子どもたち一人一人の関心の違いを話し合いを通して収束しながら詩の面白さから学ぶ楽しさへと広げながら、自分の思い交流しながら新しい意味づくりをしていくような授業を作ってみたい。
3、目標
○「詩を楽しもう」について自分なりの方法を見つけることができる。
○布置された言葉に拘りながら、好きな詩を選び、音読を楽しむことができる。
○詩から感じた思いを交流しながら、詩の楽しみ方を増やすことができる。
4、評価規準
ア、「楽しい」ということを求めて、学習活動を考えている。
イ、読み方を工夫して、音読を楽しんでいる。
ウ、布置された言葉の意味を考えている。
5、指導計画(3時間扱い)
@詩「アサガオ」を読み、楽しく読むことの学習の仕方を学び合う。
Aまど・みちおの詩を読み合う。
B好きな詩を選び、言葉に立ち止まりながら音読を楽しむ。
6、本時の目標
○ 詩「アサガオ」を繰り返し読みながら、布置された言葉の意味をふくらませ、詩のイ メージを作り上げることができる。
○詩から得たイメージを音読で表したり、文で表したりすることができる。
7、本時の展開(略) |