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国語科教室
良さを伸ばすということ(06/09/15)
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  子どもの学びの姿を見直す時、次のような姿が思い浮かぶ。


○漢字のテストはできる。が、日記や作文で漢字が使えない。
○原稿は書けた。が、伝えようという意識がない。
○よい考えを持っている。が、教室に広がらない。
○学習がおもしろいと言う。が、宿題ができない、やらない。
○おしゃべりはする。が、責任を持って表現活動をしない。

しかし、これでいいのかと自問する。そして次のような教室風景を思い出す
 
 学級担任をしていた頃を思い出します。授業中、いつもよく発言をしている子でしたが、文章を書くときになると、急に意欲をなくしてしまうのです。
最初は、なんとか発言を押さえて、書くことに集中させようとしました。しかし、それがその子の負担になって、全体のバランスを崩すようになりました。それで、
「あなたの発言は、クラスをリードする発言だから、先生は楽しみにしている。」
と、良さを強調する方向にきりかえました。再び意欲が戻ってきました。
 完璧を目指すけれど、それは子どもにとって負担だろうなと思いながら、しつこく、書くことを迫らなくてよかったと今は思っています。
 幸せな時間を共有するのが授業だとしたら、その子の良さを生かす方が大事だいう当たり前のことにを授業をしている時々忘れる事が、私はありました。
 
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