宗教宿泊体験を計画しました(平成21年度 3年生)親鸞聖人にご縁を訪ねるのです。そのしおり前書きに次のような文をまとめました。
3年生という時代と宗教宿泊体験学習(前書き)
不思議な縁で京都女子大学附属小学校の子供として学校生活を送って3年目になりました。毎日の生活で、楽しいこと嫌なことも辛いこともたくさんあります。その一つ一つが大人になる上で大切な勉強であるということに気づいてくるのが3年生です。
友達と口論をしたとき、自分は、素直に謝ることができないことを知るのが口論の勉強です。口論の相手は自分の弱さを教えて下さった大切な人です。見つからなければ嘘とついてもいいと心がささやきます。その弱さに負けて嘘をついてしまった時も、うそをつくと気持ちがよいような間違いを見逃す自分があることに気づかせて下さる人がいます。
このような気持ちになったとき、ありがたいなという感謝の気持ちが心に広がっていくのです。そして、「ありがとうございます」という言葉になるのです。 つまり、私たちは、不思議な力に生かされて生きていること気づき、感謝の気持ちと恩に報いることの心が育ち始めるのが3年生です。
感謝と報恩の教えを私たちに導いて下さったのが仰いでいる親鸞聖人です。京都女子大学附属小学校は、親鸞聖人の教えを学校の精神にしている学校です。その学校で、学べるのが不思議なことなのです。多くの小学生がいます。たまたま出会った友達と、親鸞聖人のみ教えを学べるというのがご縁なのです。
3年生とい時代に宗教宿泊体験学習を計画をしたのも以上のような考えからです。
3年生という時代に体験しているというのが大切なのです。少年、少女の入り口に立ち、見方や考え方が広がってきた3年生だから意義があるのです。体験学習の良さや意味がわかるのは、大人になってからでしょう。大事なことは、すぐに答えがでるものではありません。時間が必要ですから。
宗教宿泊体験学習は皆さんが普通に考えている楽しいという時間はありません。しかし、先生の指導をしっかり受け止め約束を守って行動をすると、今まで知らなかった新しい楽しみを見つけることができます。それは、雰囲気や行動、仕草などです。体験しないとわからない楽しさがあるのです。緊張したけれど、参加する前と違うものが心の中に生まれてきたと思ったとき、確実に少年少女の入り口から一歩踏み出した立派な3年生になるのっです。
|