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国語科教室
好奇心と観る(平成21年4月9日)
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「子どもに好奇心」というのが気に入っている。特に「子どもに」というところ。学級担任をしていた頃、日記指導や一枚文集の発行に熱中していた。それがどんな力になっているのかなんて考えてもいなかったが、「子どもに寄り添って」見たり考えたりできることかと思って納得している。その答えの一つが「子どもに好奇心」を持ち続けることかとも。hpでブログを始めたときもそうだった。何かをっくことが目的になると、話題を探すようになる。新聞をよく読むようになった。読みながら、ヒントの世界をさまよう。
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授業をする。練って考えた発問であるのに思うように子どもに響かない。ここで立ちどまる。どんな言葉で言えば子どもの可能性が引き出せるかと。好奇心がめらめらと燃え上がる。とてつもないいたずらをする。反社会的にも見える行動をする子がいる。この子達の目から見たら、他の子の行動はどのように映っているのだろうかとふと考えてみる。いたずらとか反社会的という部分を取り除いて、勇気とか決断という側面で見直す。子どもの世界が新しく見えてくる。さらに、よい授業について話が弾むとその中へ入り込んで次の展開を考える。その時は、もう、回りが見えない。
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日記指導をしていた頃、「今日は何を書いてくるのだろう」というときめきのような気持ちがあった。この日記を書くのにどのくらい時間をかけたのだろうとか、言いたいことは何かというように見えない部分を読みとることが楽しかった。一枚文集を発行しているとき子どもの良さを懸命に探した。そのエネルギーが再び燃えていることに気づく。
  ○子供は、躾をしっかりすると大人が根負けするくらい徹底することができること。し  かし、少し気を緩めるとだらしなくなること。
  ○自分はいい子だと思うようになると、本当にいい子になるということ。難しいことで  も平気で挑戦すること。
  ○いいことは何か、どうしたらほめてもらえるかいつも気にしていること。
好奇心は子供を観るエネルギーである。

 
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