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国語科教室
小耳に挟んだ話(平成21年4月8日)
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出張の時間調整で小耳に挟んだ話。喫茶店で数人の母親が子育てについて話し合っていた。参観日の帰りの仲良しグループに見えた。

▼グループ日記について毎日誰かが書いて順番に回しているのでよい試みと得意げな話。クラスの子の考えていることがか分かる、文章を作る力もつくと評価が高い。同じメンバーなので時々はメンバーを変えて欲しいと、控えめに話されていた。話題が尽きることなく次の話。「うちの子は、放課後教室に残って先生とムダ話をしてくる。話をしてきた日は気分がよく寝るまでにこにこしている」と。そのことを先生に伝えると、「授業のことや明日の準備を考えると時間も惜しいし、手が回らないのだけれど、子どもたちの相手をしていると本当に心が楽しくなる」って話されたとのこと。聞いていて、教室の雰囲気が伝わり心が豊かになったような気分だった。よい話には次々とあいずちが打たれる。熱心さが保護者の心をうつのだろう。

▼辛口もあった。集団登校の指導か。子どもたちの喧嘩など見て見ぬふりをされる先生。「担任でなくても、悪いことはしっかり指導をして欲しい」と。自分の学級は面倒をみるがそうでないと放っておくとか、宿題の後始末がおそいとか話題は広がっていく。どうやら、年に1回か2回のことを毎日のように言い合っている。

▼もっともなこと。勉強の時、姿勢が悪いので注意をして欲しいと頼んだら「書くときの姿勢は一学期に指導しました。一学期の目標でしたから」と言われたとか。この話題は頼む方も答える方もどこか変。このような話を止めることはできないが、改善方法は一つ。子供に国語力を育てること。指導要領の文言でいえば「適切に表現する」力を育てること。 情報の運び手に国語力を育てること。

 
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