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国語科教室
評価
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▼学期末を迎えるたびに、私は長嘆息をする。手にもつペンは遅々として進まない。遂には目をつむって『2』と書き込む。そして、また溜息をつく・・・あんなにがんばっていたのに、通知票に記入しなければならないのは、やっぱり『2』だ。(東井義雄著作集) 「相対評価」について現場教師の悩みを語った言葉として共感する。
  指導要録から「相対評価」がなくなり「目標に準拠した評価(いわゆる絶対評価)」と「個別評価」を教育評価観の基本に据えることになった。「相対評価」はそれなりに説明はできた。しかし「絶対評価」は確かな学力を付けたかどうかについて、今まで以上に教師の力量が問われる。絶対評価は到達すべきものがあって初めて成り立つ。つまり、何を獲得させるかということを明確にすることが求められる。例えば「物語をよく読み、登場人物の心情や場面の様子を豊かに想像して読みとっている」という状態を評価規準にした場合、「よく読み」とか「豊かに想像する」ということはどんな状態をいうのかを明確にしておくことが大切である。具体的には、授業の中で一人一人のノートや発言の内容で到達の状況を評価するために、あらかじめ個々の場面での状況を考えておくことが必要になる。しばらく「活動あって指導なし」の批判を受けてきた教室の活力に、評価がなってほしい。(さざなみ国語教室に記載) 
▼少し時間がたち、評価を考えてみた。上記はやや評定からあまり考えが広がっていないことに気がつく。評価とは、「これでよかったか」と自問自答すること。そして改善することと位置づけると「自己評価」が大事。教師も子どもも。
 
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