ある雑誌の記事。
土曜日の帰り、掃除用具入れのロッカーを壊したまま帰ってきた子の出来事。お母さんにその経過を告げ「おなかがすいた。ご飯にして」とおねだりをする子にお母さんは「今、すぐに学校に行きなさい。今なら先生がおられる」と勧めたそうです。子どもは「月曜日に行って謝る」と言ったけれど、「今いくの月曜日では値打ちがちがいます。」と厳しく言われたそうです。
この記事を読み、失敗を生かすには知恵が必要。それにゆとり、さらに将来の見通しと思いました。普通だったら子どもが言っている言い分を飲み込んで、あるいは午後の予定のことを考えて曖昧にするのでしょうが。この子がこの経験を生かすかどうかはわかりません。しかし、このように教育をしたお母さんはこの子にあとで「あのときもっと厳しくしておいたらよかった」と後悔はしないと思います。
失敗は飛躍のためと思えば何でも勉強です。しかし、人生の忘れ物として、あのときこうしておけばよかったという教訓が生かせないと気があります。
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