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 秋の空を歳時記で調べると「秋の空・秋空・秋の天・秋天」
(澄み渡った秋の青空は、高く大らかである。遠くの山々も秋の大気の中に鮮やかに近くに見える)とあります。
  わが比叡比良と嶺わかつ秋の空(橋本多佳子)
秋天や最も高き樹が愁う(木下夕爾)
「秋高し・秋高・天高し・空高し」(秋になると大気が澄み、
空が高く感じられる。その趣を秋高しという。
ことに10月下旬からがこの季節をいえよう)
松山や秋より高き天守閣(正岡子規)
「秋の雲・秋雲」(ひょうびょうと浮かんでは流れ、軽快に湧いては消える秋の
雲は夏のような激しい変化もないが、春の雲のように
のどかともいえない。どこか郷愁を誘う雲である)
いずれも、俳句歳時記(秋の部 角川書店編 )からの引用です。
教科書には「くじらぐも」(1年)「一つの花」(4年)「ごんぎつね」(4年)が
季節を感じさせる背景を提示しながら物語を展開しています。
「くじらぐも」は秋の空に浮かんだくじらの形をした雲の上に乗って、
海へ山へ行く所など、夢の広がる所です。「一つの花」では、
コスモスのトンネルが印象的ですし、彼岸花の色彩が鮮やかな
「ごんぎつね」の季節感も、是非子ども達が心にしっかりと受け止めて
くれるといいなと思っています。
今週の後半は4年生がマキノで学習をします。
本来の目的だけでなく、秋の自然を存分に味わってきてほしいものです。
 
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