「教師力」というと難しいことができるように考えられるがそうではない。
子どもの成長に専門的に関われることであると思っている。最近、感じた集会における「教師力」は次のようなもの。
@朝会や集会は、多くの場合、担任は子どもの後ろの方で一緒に参加する。縦に長い列の後ろで児童の様子が把握できる筈がないことが分かっていない。「教師力」があると、中間にいたり前にいたりして、児童の様子を把握する。朝会や集会に参加の仕方を指導をするとうい意識があるかどうか。一般には、集会責任者が全体指導をして、学級担任はお任せになっているがそうではない。「教師力」は指導力である。
A集会で次のようなことがあった。手作り紙芝居を見せる教師がいた。一人ではできないので、補助を求めた。学級担任と専科の教師が補助をした。若い専科の教師が集会の後ろにいた。学級担任より専科の教師がやる仕事と判断して、すぐに交代をするのがこの場合大切である。なぜなら、このとき、何ができごとが起きれば担任教師の機動力がものをいうからである。
B集会で子どもが騒がしくなった。「教師力」がある場合は、誰を指導すれば集団が落ち着くかを見定めることができる。更に目配せで落ち着かせることができる。また、集団で話をする場合、簡潔に要領よく言えること。100人を超える集会では、文末に気をつけることである。特に指示にはその先を予測して行うことである。
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