ちょっといいはなし
新緑
俳句
ブログ
プロフィール
リンク
HOME > 国語科教育 > 教室日記 >
国語科教室
距離をおいて
back   next 一覧表に戻る
 

▼リンゴでもミカンでも間近で見ると丸いという形さえ見失うことがある。初めから丸いと思いこんでいるから近すぎてもそれほど不自然さはない。子供の場合も同じ。少し距離をおいて子どもを見ていると発見が多い。

▼羽目を外して集団に馴染めずよく注意を受けている子。自分の思い通りに動き、集団の動きが見えないで自分勝手に行動している子。一般に集団になじめない子は、今の状況を理解する力が弱いので、自分の思いのままに動くのであって、自制する力を育てる必要があると判断すれば道筋が見えてくる。全体が見えるような役割を与えることで、責任感が生まれる。かつて出会った大石さん(仮名)も考えより行動が先の子であったこの子にに先生係として教室の細々としたことを任せた。先生の係は気に入って動き回った。そのうちに、自分勝手な行動はいけないことに気がついていった。

▼反抗はしないが、積極的に活躍をしてクラスを盛り上げようという意欲を感じない子がいる。能力はあるが、どのように自分を発揮するとよいかが見つからない子である。発問をしても、回りを見てからでないと挙手をしない。先頭になって何かをする力があるのにそれにかかわろうtはしない。そういう子達が積極的に動いてくれると学級が落ち着いていく。

▼文章は書ける、記憶力も高い。しかし、進んで意見を述べるというような表だった活躍はしない子がいた。その子が教師になった。日記指導に熱心な教師である。「小学生の頃から赤ペンで○がしたかった」「日記に赤ペンでコメントを書きたかった」というのが教師になる動機の一つだったという。その子に、「あのとき、クラスのリーダーとして期待をしていたことが分かっていましたか」と聞いた。うすうすわかっていたけれど・・・と言葉を濁していた。

▼教室には色々な子がいる。それが楽しい。少人数指導で数を少なくしているけれど、私は一クラスが多い方jが好き。色々な人に出会えるから。

▼教師はいつも見られている。

 
TOPへ
Copyright(c) 2007 絆ー365日 All Rights Reserved