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授業の基本(発問)((101010)
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授業の基本(発問)
○発問をして、子どもに求める答えは三つある。
 ひとつは、正解不正解がはっきりしているもの。もうひとつは、どの答えも正しいもの。どう思いますか? と尋ねて、こう思います、と答えられるもの。そして、これこれこういう理由だからこう思います、とその根拠をもとに答えられるものの三つ。
 子どもの成長過程に応じて、また授業の内容を考えて適切な発問をすることで、子どもたちの反応はずいぶん変わる。それには、まず教師が、これから始める授業に対してどのようなイメージを持っているか、例えば具体的には、この授業を通じて何を教えたいか、どういう子を育てたいかということまで考えておくことが必要である。○ 一問一答は避けて、複数回答を引き出す
 子どもたちからできるだけ複数の答えを引き出せるよう工夫することが大切。
 例えば、この言葉とこの言葉を二つ入れて新しい文章を作りましょうという問題を投げかけた場合、それぞれが違った答え方をする。同じ漢字でも読み方が違うことに気がついた子は、違う読み方を入れた文章を作る。発言された答えから、話し合いが発展することがねらいである。
○「わかりましたか?」だけでは不十分
 教師がひととおり説明をして「今言ったことがわかりましたか?」と尋ねると、きまって「はい」と子どもたちは答える。何がわかったかということを説明させる。具体的に何が・どのようにわかったのかを確認することで、子どもたちの理解度を測ることができる。子どもたちにとって何がわかったかを説明することは具体的な表現活動であり、意味がある。
○自分の考えをノートに書いてから発言させる
 発問して答えるだけでなく、答えを「書く」ということも必要である。すぐに答えられる質問ばかりではない。、自分が考えたことをまずノートに書いてから発言するという方法も大事なこと。

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