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学習指導要領(平成20年)
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▼文部科学省は平成20年2月15日、学習指導要領の改訂案を発表した。現行学習指導要領の「生きる力の育成」を掲げ、知識の習得、思考力などの活用する力を求める内容になった。教育基本法の改正を受け、「公共の精神」の育成や文化の尊重を盛り込み、総授業時数や学習内容を増やしている。時に、低学年の国語科の授業が増えたのは、国語力の基礎を鍛える上でうれしい。低学年は、楽しいでなく正しく書ける、読める力をつけるにはかなりの時間が必要だからである。

▼教育内容に関する主な改善事項は、「言語活動の充実・理数教育の充実・伝統や文化に関する教育の充実」である。特に、あらゆる学習の基礎となる「言語力」の育成があり、国語科はその中核を担う教科として、力が確実に身につくよう言語活動の実例を示している。算数で書く、理科で書くなど活動が広がる。

▼2月16日の新聞には、「理数来春から授業増」「学習内容・総時数40年ぶり増」「基礎と活用両方重視」という見出しが躍る。これまで「国語力」という言葉が飛び交っていたが、「言語力」に置き換えられたのか別の意図なのか分からないが、国語科が他の教科の基礎となるだけでなく、人間形成の大事な役割を担っていることに変わりはない。

▼現行の改訂では「総合的な学習の時間」が目玉になったがあっといい間に萎えた。今回の目玉「言語力」の育成は、瞬間に熱く燃えるのでなく、地道な実践に支えられた息の長いキーワードになってほしい。おそらく英語活動などから「言語力」になったのであろうが、「国語力」は魅力である。
 
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