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「練り合い深め合う」国語科授業づくり
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「練りあい深め合う」国語科授業づくりについて(23/5/2)
  「練りあい深め合う」というのは国語科授業づくりという視点では魅力がある。この観点で大事なことを三つ考えてみた。
  一つは、少人数であれ、そうでない場合であれ、集団構成の実態を把握しておくことである。少人数では、話題が練り合うことと響くかどうかの検討が必要である。大きい集団では、多様化する考えを練り合う課題になるようまとめる力が必要である。また、話し合える雰囲気作り配慮も必要になる。つまり、指導の効果を生かそうすると多彩な言語活動への繊細な配慮である。特に、少人数の学級集団においては、互いに刺激し合って、色々な考えを生み出すということには限界がある。そうであるとすれば、多彩な学習活動を織り込み言語活動による経験の量を増やすことは大事な視点である。
  二つは、基礎力の充実を授業で大事にすることである。「練り合い深め合う」という授業のイメージは、話し合いが活発であるという形を先ず、思い浮かべる。多くの研究授業がその場面の前面に出しているので、誰もがそれを目指すものにおいている。しかじ、実際は、話し合いばかりの国語授業は限界がある。限界を超えるには、音読やノート指導に時間をかけることである。特に「練りあい深め合う」は、結果でなく過程を大事にするという考えから、早い段階における音読の繰り返しは基礎力の育成を支る大事な要因である。
  三つは、子どもに本音で考えを出させることである。分かったときは分かったように、分からないときは分からないように素直に態度や表情で自分の表現する。それが、授業を盛り上げることもあるし、混乱させることもある。「練り合い深め合う」は、子ども同士。教師と子どもの対話を丁寧にすること、丁寧に言葉を受け止めることである。

 
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