国語科の目標と教科の授業づくりについて考えてみた。
小学校国語科の目標は、次のとおりである。
国語教科を適切に表現し正確に理解する能力を育成し、伝え合うカを高めるとともに、思考力や想像力及び言 語感覚を養い、教科に対する関心を深め教科を尊重する態度を育てる。
この目標は、大きく二つの部分から構成している。前段は、「教科を適切に表現し正確に理解する能力を育成し、伝え合うカを高める」としている。後段は、「思考力や想像力及び言語感覚を養い、教科に対する関心を深め教科を尊重する態度を育てる」としている。
特に、日常生活に生かすということから「教科を適切に表現し正確に理解する能力を育成し、伝え合うカを高める」のなかで「適切に表現し」という部分が大事であると考えている。
※「教科を適切に表現」する能力とは、教科を適切に使う能力と教科を使って内容や事柄を適切 に表現する能力との両面の内容を含んでいる。(小学校学習指導要領解説書より引用)
教科科授業が、「適切に表現」する能力の育成に力を注ぐことに軸足をおけば、学校の日常はもっと豊かになるであろうと考えている。この適切に表現する力を育てるには、語彙力も必要、思考力も必要、勿論、日常の言語生活を高める努力も必要になる。
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