2、国語授業づくりで大事にすること
国語授業は日々改善をし、それぞれの教室は指導の工夫をしている。楽しい授業、
学習力を育てる授業を目的にして研究も多く成果を上げている。しかし、算数や理科、
音楽や体育などの教科の学習と比べると、子供にとって難しく分かりにくい教科にな
っているのではないだろうか。
子供が国語授業に魅力を感じる授業にするには、次の面からの改善が必要である。
@国語授業が、国語を教える、国語を学ぶという意識になっているだろうか。
A国語授業の言語活動(話す・聞く、書く、読む)が十分になされているか。
B国語授業が楽しかったという言葉の背景に具体的な国語学力を保証する内容を含んでいるか。
C国語授業で学習したことが生活に役立ったと言える実感を持っているか。
子供の日常生活をみると、「この子に言葉の力があったらもっと豊かな生活でできた
であろうに」「語彙が豊かであれば、自分を追いつめることもなかっただろうに」と思う
ことがある。子供を前にして、国語授業が子供を変えるという視点で見直す必要性を考え
ることが多い。
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