節分の前日、YO先生の授業を参観した。その授業参観記
ブックトーク(鬼のはなし)
「明日はせつぶんですね」
という先生のつぶやきを見逃さずに、
「豆をまく日や」
と得意になって反応する。
「先生に豆をぶつけたんや」
という子もいる。きっと幼稚園の頃を思い出しているのだろう。
話が一段落をすると、鬼についての昔話や絵本に話題が移る。
「一寸法師」「桃太郎」「大工と鬼六」等の絵本が提示され、
何が始まるのだろうという期待が広がる。すでに教室の中央に子どもが
集まり、次の展開を待っている。うれしくてじっとしていられないのであろうか
教室の空気が動く。
「泣いた赤鬼」の本を示し、読み聞かせが始まる。お話が始まっても
落ち着かないで隣の子と私語を交わしている子もいたが、気が付いたら、
どの子も絵本に集中して見入っていた。
鬼の友情に感動をしたのか、青鬼の優しさに心をひかれたのかわからないが
お話の世界に入り込んでいる子ども達。時間がゆったりと流れる。
読み聞かせの後は、鬼の出てくる話の紹介。
「島ひきおにケムン」「おのたのぼうし「なぞかけおに」「鬼のはなし」「鬼まつり」・・
先生の解説を交えて簡単な絵本の紹介。ブックトークで読書への誘いが続く。
授業が終わったと、次の時間に読みたい本を見つけるために提示された本に
子どもが集まる。読みたい心を刺激しながら読書への行動を起こさせる読み聞かせて
ブックトークを異体にした授業をうける子ども達の幸せを感じた。節分の前日というのが
時機をを得ていた。 |