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国語科教室
「きつつきの商売」(3年)
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(試案)「学習の手引き」を活用したした授業ー「きつつき商売」 (24/04/22)

 指示を受けて内容を理解する学習に脆さを感じている。それは、子どもが言葉の生活に弱さを見せるからである。文で話せない、事柄を相手に分かるように伝える力がないことを感じる出来事が多いからである。国語の授業が、教科書を理解するだけであればそのような悩みは持たない、しかし、教科書が「手引き」を充実し、自ら学ぶを志向するとすれば、授業もまた、改善を必要とする。
次の授業計画は、「学習の手引き」が活用できる力を育てること目的にしたものである。

<学習計画>
@全文を通読し、お話の大体を理解する。
◎ 大体を理解していると判断する評価の観点
○登場人物を理解していること
○場面1と2の違いが説明できること
○あらすじが少し長い文でお話ができる
A「学習の手引き」を読む
◎「学習の手引き」を理解していると判断する評価の観点
○「しましょう。」という文末が多いこと。
○ノートや答え方の例があること
B「音読でようすのちがいをあらわすときは、次のことに気をつけましょう。
・強く読むところと、弱く読むところを考える。
・読むはやさや、声の高さを変える。
・とくに聞いてほしい言葉や前や後で、少し間をとる。」
について教師の指示に従って、音読の仕方を学習し、理解をする。
◎学習の仕方が理解できたかどうかを判断する評価の観点
○指示に対する反応 
C「学習の手引き」を使って自分の学習を作る。
◎自分の学習を作っていることを判断する評価の観点
・学習の仕方に対する質問ができる。
・本文を読み返し手引きを活用して学習を進めている。
D学習の成果を発表する。
E全文を読み返し音読を通して内容を読み深める。

<授業の実際>
◎教科書p18を読む
@「強く読むところと弱く読むところ」があります。強く読んでいるところをに気を付   けて聞いて下さい。(教師が音読をする)
「皆さんで強く読むところを決めて読んで、声で表しましょう。」
A「続けて読む速さに気を付けて聞いて下さい」(教師が音読)
聞いたとたん「急いでいる、慌てている」という反応があった。
B「少し間を開けます」と言ってから音読する。

授業は手引きの使い方であったが、音読の仕方になった。「気をつけましょう」を生かすために、次の授業では「手引きのどこをしていますか」と問うことで基本学習と手引き学習の違いを意識させることが必要である。」

 
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