@仲間作りという落とし穴
「好きなもの同士でやりましょう。」「座席はグループで決めましょう。」というように子供の自主 性を尊重した指示を出しているのが普通になってきました。
その結果、仲間が固定し、ひとりぼっちの寂しさを絶えず味わっていいる子もいます。
A 失敗を生きる力にかえる
万引きした子があった。その対応から親にもいえないことを担任に子供が話した。
心の寂しさが原因になっていたことから、母親との話し合いを重ね、気持ちを安定させていった。子供の寂しさを理解をするという視点が必要であろう。
B学校は僕らが作る
高学年の子は学校作りに意欲を燃やす。しかし、それが生かされる場が少ない。
児童会やクラブを含めて、子供の奥にある輝きを生かすためにアイデアが生きる学校が必要であろう。
C自分をほめてやる。
誤ってガラスを壊すとか、いたずらをするとか子供の生活は失敗の連続である。
失敗を「エジソンになるきっかけ」と位置づけることにした。自分に課題を持たせる。
勇気を必要とすること、継続を必要とすることなど生きるための知恵を考えるきっかけにいた。子どもの表情が生き生きしていた。
D子供と向かい合う
教師にも親にも心を開かない子があった。その子が父親の暴力から逃げてきた。この子たちの共通していえることは、家庭のことは言わないことである。しかし、誰かに真剣に向かい合ってほしいと願っている。2時間近く無言で向かい合う中で、少しづつ自分を語り合ってきた。
Eテレホン教育相談
教師が子供の危機を感じるのは、親からの手紙や相談が多い。親は教師の姿勢を問うているが、教師はそこに気づかず対処的なもので終わってしまっている。電話で、一日の様子を伝えていく中で、心を開き信頼関係を生み出していったという小さく見える積み上げが大事である。
F親の本音と建て前
「喜んで学校へ行っています」「がんばっています」などの言い方の奥に、子供への切なる願いがある。親からの厳しい注文が来る前に、日々の子供の姿を捉え、対応する技術が若い教師になくなっている。
G平静の中の危機
学級に課題があると悩んでいるときは、学級が動き生きているときであり、課題を感じないとき、見えないところで蝕まれていることをあまり実感していないことが多い。授業で一人の子供の発言に目配せを交わし合う仲間関係、急に口を閉ざすようになった小さな現れを学級の一大事と捉える教師の感性が必要である。
H中学校は大丈夫
九九がいえない子、一冊の本を自力で読んだ経験がない子など小学校でやるべきことが十分にできていないまま卒業式を迎えさせているのではないか。生きる力は大丈夫か、自立に向かっているか問い直してみたい。
Iちょっといい話
豊かな心を考える時、教師の目が豊かになることが必要と考えます。6年生らしい豊かさを日々の教室の中で見つけられるか。問う姿勢がほしい。
J学級物語として一年を創る
「ゴミにない学級・花のある教室」を目指したが、失敗ばかりであった。その過程で子どもの心を見ていくことの大事さや、命を考える大事さを子どもが学んでいった。
ドラマとして一年を見ていくことも夢がある。
Kピンチやチャンス
授業で子どもが分からなさそうにする。発言が続かない。学級が荒れる。・・・ピンチのように見えるが、実はチャンス。問題を抱える子に視点を置くと世の中が変わって見える。哀しさや痛みが見えてくる。
L日記指導や学級通信で子どもを鍛える。
日記指導や学級通信は子どもを鍛える。
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