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国語科教室
教師を目指す若者・ながたく
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  彼との出会いはインターネット・今流のメル友教師への熱い思いに共鳴し、何度か教育論を交わ  す。その彼が、自らのhpに読書感想を紹介してくれた。

「書くこと」で育つ学習力・人間力
著者 吉永幸司
出版者 明治図書
価格 2060円


この本にあるように、教師になったら、一枚文集そして日記を毎日つけよう
ただし、これは決して楽な事ではない。

でもこれが今の教育には必要と感じるし、
教師になったらよろこびにかわっていけば一人前かもしれない。

教育実習に行きたい人、行くけど何をしたらいいか分からない人は
是非、この一冊を薦めたい。

子どもの様子、教室の雰囲気を感じることができるし、
また実際の技がこの本には隠されている気がする。

僕は、教育実習終わり近く、担当クラスの2年生の女の子から
ラブレター?のような手紙をもらった。
教卓の中にはいっていたが、なかなか気が付かず、
女の子はその子をさりげに教えてくれるのだった。

その手紙、
その子の一生懸命さが伝わってくる手紙だった。
「先生ありがとう」、その手紙はそう、伝えていた。
書き方が違っていた。
でも、書き方やつづりは何もいわないようにしよう。
そうだ、自分も手紙を書こう。

次の日、そっとその子の机の中にしまっておいた。
感謝を胸にして。

そして、このことがきっかけで最終日に渡すために、
40人に手紙を書くことになった。

指導教諭に励まされ、続けた国語『お手紙』の単元と、40人の手紙に追われた。
相手は一人の先生、それに答えることの大変さを、教育実習最終は一人ずつの手紙
書くことでそれを感じていた。しかし、心地よい疲れだった。

今でも、手紙を大切に持っている子ども達に支えられている
泣き虫の長瀬先生が笑顔で写真にうっている。
最後の日は涙はない。子ども達は皆笑顔だった。

僕らしい教育実習。おしゃべり弱虫先生の1ヶ月。
教育実習1ヶ月、僕が子ども達に教えられ、励まされ、書くことで人間力や学習力を身についた気がする。

この本は、2002年10月が初版。
この時期は実習期間とまさに同じ時。

そして京都に戻ってきたとき、
また思い出すように読んでいた。



 
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