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国語科教室
「金子みすず」を読む
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  金子みすずの詩を読むという学習を試みた。
提示をした詩は「明るいほうへ」「帆」「ふしぎ」他七編。
予定をした学習活動は
@「わたしと小鳥とすずと」を読み聞かせ、三年の時の学習を思い出させる。
A「大漁」を読み聞かせ作者について考えさせる。
B詩七編を読ませ、好きな詩を選ばせ、感想を話し合わせる(小 集団)
C好きな詩を色用紙に視写させ、 挿し絵や感想を書かせる。
D学習の感想を話し合わせる。
指導の意図は、@Aで金子みすずの人柄について思い出させ、七編の詩で自分の読みを作らせることであった。
※ ※ ※
選んだ詩と子どもの感想を紹介したい。

つもった雪

上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて

下の雪
重かろな
何百人ものせていて。

中の雪
さみしかろうな。
空も地面もしらないで

○雪のことを考えてあげているのがすごいと思ったから。
○どの雪も人間の気持ちで見ているのでやさしいと思ったから。


つゆ

だれにもいわずにおきましょう。
朝のお庭のすみっこで、
花がほろりとないたこと。

もしもうわさがひろがって、
はちのお耳へはいったら

わるいことでもしたように、
みつをかえしえにゆくでし


○自然のみんんなにやさいしいことが気に入った。
○誰もがやさしいことが金子さんは好きなんだなあ。
○みつをとられた花がほろりとないたところがとてもきれいだしやさしいなと思ったから。
※ ※ ※
 最初に金子みすずの人物への印象を持たせたことが、一つの概念を作ってしまったなあという反省が残る。七編の詩を読むことは、選ぶという学習に広げるのに効果があった。

 
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