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国語科教室
子の心親不知
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親の心 子知らず、という言葉がありますが、その逆に、この子心 親知らず、ということもあるのでしょうか。
衣替えのあった日のこと。気分を一新するつもりできっと、新しいベルトを用意されたのだと思いますが。その子は、ベルトが緩すぎて、集会の間中、どうしょうかと上げたり下げたり。
閉めすぎるときつく、ゆるめすぎると緩く。
きっとその子は、集会どころではなかったと思います。新しいベルト、うれしかったでしょうに。
授業参観でのこと。その子は、新しい消しゴムを買ってもらったばかりというのは、その様子でわかりました。
その消しゴムがよほどうれしかったのでしょうか。
1時間中、机の上に字を書いては消していました。
お母さんは、きっと、あたらしい消しゴムで勉強をしていてくれる願って、持たせられたのでしょうに。
ベルトのこや消しゴムの子を見ながら、かつて、遠足の日、新しい靴をはいてきた子のことを思い出しました。
「新しいのはいやと言ったのだけど、お母さんが無理矢理に」と弁解をしていましたが、「新しいくつ。気持ちがいいでしょう。」なんて励まして出発しました。
帰る途中、靴擦れをしてとうとう、歩けなくなってしまいました。
いずれも、親の心子知らずなのか、子の心、知らずなのか分かりませんが。

 
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