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国語科教室
命の教育について
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   はるをまっているおかあさん
  おかあさんは、はるをまっています。
  三人めの 赤ちゃんが うまれるからです。
  おふろに はいって、いもうとが あばれると
「赤ちゃんが、びっくりするから しずかに しなさい」っていいます。
わたしは ふたりの おねえさんに なれるので よかったです。
おかあさんが にゅういんをしているとき、
いもうとが なかなければ いいとおもいます。

誕生の喜びを素直に表現している詩です。誰もが、この詩のかぞくのように、
誕生を待たれ、祝福されて、生を受けてきました。両親の命を受け継ぎ、生きる
ことの喜びを積み上げながら、誰もが精いっぱいに生きているはずです。

ところが、執拗ないじめを受け「もうたまりません」という遺書を残し、首をつって
亡くなった中学生の出来事やその後、命を粗末にする出来事が続き、あらためて
人権についての意識の希薄さが気になります。その後も、自ら若い命を絶つという
報道に接する度に胸が痛みます。人権を大切にすることは、自分を、人を大切にす
るということの前提になります。一人一人にとって、かけがいのない命であること自
覚を促す教育が大切です。
命は自分のものだけでなく、お父さん、お母さん、お父さんのお父さんとお母さん、
そのお父さんとお母さん、更には、そのお父さんとお母さんとい言うように、「命のリレー」、
バトンを受け継いでいることを知ることから始まります。

 
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