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国語科教室
言葉の一人歩き
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 6年生を担任していた時の事です。その学習は模型の地球儀を作ることでした。全員が名前をかいているかどうかを確かめれば良かったのですが、それをしっかりしなかった結果二人の子が記名をしないまま帰宅しました。
翌日、地球儀の学習を始めようとしたら、記名のない二人の子が、少し丁寧に出来ている方が自分のものだと言い張りゆずらなくなりました。
地球儀ですから、仕上がりは同じです。「自分のはこちら」確かめていく中で解決は出来たのですがその後が大変でした。
「記憶まちがい」が「うそ」になり「ごまかし」「ぬすむ」「いいかっこした」とその様子を表す言葉が独り立ちをし、変な風に流れいきました。教室では二人は仲良くなり、理解を深めたのに、その時の様子を知らない他の教室の子ども達がいろいろ言葉を変えて伝えたり、噂をしたからです。
朝の教室や廊下で、戯れたり遊んだりしてる中で、時々、はっとする事があります。
「手でさわった」が「たたいた」にかわり「なぐった」になりそうな風景が見られるからです。
一つの言葉が、一人歩きすることのこわさをかつての出来事から時々思い出します。

 
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