ちょっといいはなし
新緑
俳句
ブログ
プロフィール
リンク
HOME > 新緑 >
国語科教室
日記の履歴
back   next 一覧表に戻る
 

日記を書かせることは大事だと考えています。日記には、命が吹き込まれるからです。小学校の宝は日記帳ですといってほしいとおもいながら教員生活では、次の3つをやりました。

学級通信を毎日出したこと、日記を毎日書かせたこと、親子日記をやったことです。親子日記というのは、子供がと親と私が書いて、次の家にゆく、というノートです。これを6冊用意しました。この6冊が同時にクラスを回ります。
日記をやった理由は、子供を知りたかったからです。子供を知らなければ、小学校の指導なんてできません。教師に見えているのは、学校にいるときだけ。「さよなら」から「おはよう」までの間は見えません。でも、そこが見えないと、翌朝の「おはよう」の意味が分からないんですね。 日記を読んでいれば、事情が分かります。「昨日遅かったのにがんばってるね」「お父さん、大丈夫?」といった声掛けが可能になるのです。
ずっと日記を読んでいると、書いているときの子供の様子が分かるようになります。この子はここで間を取って書いたとか、鉛筆が折れたとか、消しゴムで消したとか。どうして間を取ったのかな、消す前は何を書いていたのかなということを想像します。昨日と字が違うということにも気づきます。子供ごとの違いも分かりますし、同じ子が1年間でどう変わったのかも分かります。それはそれは楽しいことです。

 
TOPへ
Copyright(c) 2007 絆ー365日 All Rights Reserved