☆ブログに代わって新緑の一部に引っ越しをしました。
◎言葉の使い方(平成24年7月23日 月)
☆小さい子ほど、気になるのは自分のことなので、人を退けたり、嫌いなことをはっきりと否定する言葉を使う。よく観察をすると、好きより嫌い、いや等。辛抱をすることも相手のことを思うこともしないのだから当然。
智恵がつき、言葉の数が増えると、自分勝手な言葉が少なくなる。言葉はその人の生き方とかかわるというのは当然である。
保育園の年中組の子が、「自分がしようという思うことを先に言われるとしたくなくなる」という意味のことを言ったとお母さんが嘆いておられた。大人が深刻になる問題でなく、覚えた言葉を使ってみたかったのであろう。
ただ、小さい子は、大人の歓迎する美しい言葉より、いわゆる使って欲しくない言葉を覚える天才でもあるようだ。
◎だいたい。(平成24年7月22日 日)
勉強をしている。本も読んでいる。賢い子と誰もが思っているのに期待したように力が伸びない子がいる。
一人の子。行動は活発。授業でも発言を求める挙手をする。見た目には積極的にいい子にみえる。ノートを見ると、最初は丁寧であるが、途中から乱れる。指示が二つ出ると、一つできたら満足するなどの少し、自分流の判断で物事を進めているように見える。ある日、廊下で指導を受けている場面の態度は、知っていることをどうして諭されるのだろうというような表情。
利口に見える多くの子に共通するのは、自分の判断が全て正しいと思い込んでいること。その判断基準は「だいたい」である。問答にもよく出てくる。「だいたいできている」と。だから、もうこのくらいだったいいだろというその時々の気分で行動をしたりする。指示が聞ける力というのは、「だいたい」からの脱皮であろう。
◎ありがとうございます。(平成24年7月21日 土)
平成24年7月20日は一学期の従業式でした。いつもは数分のお話です。
最初に次の話をしました。
「一学期、しっかりと約束を守って勉強しました。当たり前のように今日の日を迎えたことは皆さんの力です。ありがとうございます。」(これは子どもたちに)
「今日の日を、無事に迎えることができました。子どもたちをしっかりと指導をして下さった先生にお礼を言います。ありがとうございます。」(これは先生方に)
「元気に毎日、よい子を学校へ送って下さったおうちの方に伝えて下さい。ありがとうございますとみなさんから伝えて下さい。ありがとうございます。」(子どもたちへの伝言をいらいしました。」
次に、宿題の提示です。宿題はふたつ。
一つは、通知表をおうちの方へ、「ありがとうございます」の言葉をそえて伝えること。形が分かるように、即席で先生方に演じてもらいました。7年前からですら、恒例になっている家庭もあると思います。
二つ目は、よい言葉を一日10使えるように努めること。使った言葉を記録に残してほしいということ。言葉が人間形成で、大事であるということを、意識するという始まりが大事だという考えから。
夏休みを前にして浮いた子どもの心に届いたかどうか分からないが。一人でも二人でも実行をする子がいたら、よい終業式である。
◎ありがとうございます。(平成24年7月21日 土)
週番の感想というプログラムがある。
一週間の週番を終え、全校の前で感想を発表する時間を設けている。子どもの感性は、自分の目で見たこと、したことを発表する。その中で、引き継いでいる言葉が「一週間。週番という貴重な体験をさせて頂いてありがとうございます。」である。さわやかな響きが、心に届いてくる。
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