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ちょっといい話/正直が一番(27/9/9)

▼正直が一番と思っている。子ども世界は、大人が理解できないことばかり、大人の物差しで考える、不安が多いので、知らず、大人の物差し合わせようとする。
あるとき、驚くような出来事がった。「正直に、自分だといいに来て下さい」とよびかけた。しかし、誰も来ない。時間を決めて、「この時までにだれもいいに来なかったら、専門の人にお願いします」と告げた。時間ぎりぎりで、一人の子がと「ぼくです」と伝えにきた。ほっとした。
「先生、怒らないの」という言葉。叱られると思って黙って致し、叱られることを覚悟して届けたのだろう。「今は、正直に言いに来る子を待っていた。」「正直な子がいるということが分かっただけで充分。」と伝えて。その子もほっとしたらしい。」
そのことが、どのように子供たちの世界に伝わったのか分からないが、何か出来事が起こると、全校放送で、あるいは朝の打ち合わせで、心当たりの子を尋ねる。ほとんどの場合、すぐに、「そのお話は、私だと思います」と伝えにきてくれる子が増えてきた。正直に言ってくれるので、他の子を疑わなくてもいいこと。人捜しをする時間が省けること。正直はいいことがいっぱい。正直は、いいことがいっぱい。

 
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