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国語科教室
学習の成果
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学習の成果(26/12/3)
▼国語科の授業スタイルが変わってきた。教材の文章をどのように理解させるかという視点から、言語活動を通して国語力育てるという視点への変化である。特に、話すこと・聞くことの指導の成果は多様な学習活動へ広がりをみせるようになった。
 ベアトークやトライアングルスピーチ、討論会など。さらに、音読発表会や読書紹介など。しかし、それは、発表会で完結ということでなく、聞く力を鍛える方向へ広がる。
▼参観をした授業は、宮沢賢治の作品を読み、紹介するという活動が仕組まれていた。授業は、話す側と聞く側に分かれ交代で行われた。発表の概要はポスターに書いているので、それを読み上げる子もいれば、アドリブを交えて話す子もいた。
▼話すことを目的に、宮沢賢治の作品を読む。教科書で学んだ教材の力に気づき、さらに多くの本を、発表を意識して読む、まとめる、感想を書くという活動を積み上げる。子の学習が子どもの学力として育つのは先のことであろうが、それ以上の効果は、「私は宮沢賢治の作品を30冊以上読みました」という青年教師の言葉。指導をするために、子どもに読ませたいという本を自分が先に読んだ、読み込んだというのである。教材を深く読むという基礎の上に、多くの本を読むという方向に舵がとられているとすれば、学習成果の主語に「教師の」という修飾語を重ねるとさらに分厚くなる。
 
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