生きた言葉(27/4/24)
▼朝の教室。男の子二人がけんか。どうやら「たたいた」「たたかれた」が原因らしい。仲裁に入り、二人を向かい合わせて理由を聞いた。一人の子が「僕も悪いんやけど」と前置きして、手を出されたから、やり返したことを説明。この言い出し方が何ともい言えずさわやかだった。こういわれては相手の子も言葉を選び「ぼく、のろまって言われるのがいやなんや」と手を出した理由を説明。「それで、今、どう思ってるの」と聞くと「悪かったと思ってる」と自省。「僕も悪かったけど」という言葉の力が仲直りを作ったといえよう。・・・これは順調に進んだ事実。しかし、実際は、このようにならない。相手や教師の信頼度でその時々の状況が変わる。日頃から、心が通っている事が前提であることまで読みとる力が必要である。若い先生に望みたいことである。
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