「学校で取り組む道徳教育」で大事なことは何だろうと考えました。そのことで思い出したのは知人の学校の実践です。その学校では、名札の裏に「日本一心の豊かな学校にしよう」という目標を全員が書いているそうです。目指す方向が同じということがよく分かります。特に、1年生の子が、名札の裏を得意になって見せ合っている姿を想像して心が豊かになりました。学校開放日や保護者が参観する授業では道徳の授業が多く保護者も楽しみにした学校へこられるといことでした。
千人を超える大規模の小学校を訪れ時のことです。落ち着いた雰囲気である元気を感じる印象を持ちました。特に、子ども達の丁寧な挨拶とトイレの美しさです。言葉の指導は、先生方が率先して子どもに挨拶をしたこと。トイレにスリッパも先生が気を付けて直すこと。この二つを辛抱強く続ける過程、子どもにも習慣として身に付いていったというお話でした。
学校は、1つのことが実践できると、その力は他の方にも響くという不思議な所です。名札や挨拶、トイレのスリッパの事例はどの先生にも、目指す学校の目標に向かう具体的な子どもの姿があったからです。
|