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教えておきたいこと
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教えておきたいこと(23/8/13)

 大事なことは、大人でも子どもでも教えておかないといけないことが学校にある。その境目が曖昧になると、気ままな子になり社会を甘く見るようになる。
学校の約束には無駄がない。廊下を走らない、忘れ物をしない等がそれである。なぜなら、集団生活をするということを考えれば、一人一人が気をつけないとそれんなりに生活に支障をきたすからである。もちろん、守れなかったことを前提に何を学ばせるのかを考えさせることはあらかじめ用意をする必要がある。
※     ※    ※
次の出来事も大事なことである。弁当を忘れた子には、担任が代わりに買い、その代金を翌日に返納するという約束になっている。担任の代わりに、偶然その場に居合わせたので代金を立て替え、領収書を持ち帰らせた翌日のこと。 職員室へ担任を訪ねて代金を立て替えた子がきた。きっと、代金を返しに来たのだろうと思っていたところ、その子は「宿題のプリントをなくしたので下さい」というのが用件だった。担任には、「宿題のプリントより先にする用件があるでしょう」と、聞き出したが、何のことかわからない様子だった。色々と聞き出し、ようやく、代金を返すのが用件の第一であることに気づいて、慌てて教室へ行き、代金の入った封筒を持ってきた。 この様子をみながら、このように指導をしてもらえた子の幸せを感じた。大事にしないといけないことは何かということを生きた場で指導を受けたから。

 
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