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形が自由を守る
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形が自由を守ってくれる(23/12/11)
▼歌人で科学者の永田紅さんと対談をする機会がありました。与謝野晶子短歌文学賞の選者でもあり、青春の歌の魅力や日本語の力について語るという企画であった。若い頃、短歌をしていた経験もあり短歌のことや教育ことなど、話題は多岐に広がりました。
▼「国語力は人間力」という面から、日頃、丁寧に言葉を使うことが人間として大事であるという面から、書くについて考えを述べました。その中で、美しい言葉を使うと回りの人も美しい言葉になることなど、丁寧は一つの型で、
型に入ると窮屈に思えるけれど、逆に自由になれると問いかけました。河野紅さん言葉が印象に残りました。
▼「本当にそうです。」と受け入れ「三十一文字しかなくてたくさんのことは言えないのですが、言葉をぎゅうぎゅうに詰め込むのではなく、型の中に言葉をゆったりと置くことで広がりが生まれます」と明快に考えを短歌の世界についてお話をなさいました。さらに,お母様の河野裕子さんについて「母も、短歌はどんな思い切ったことを表現しても、型が守ってくれるから大丈夫と話していました」と付け加えてられました。感動を言葉に残したり、生活の断片を言葉で紡ぐことは自分の豊かにすることになることを思い浮かべていました。「型が守ってくれる」という言葉が新鮮でした。

 
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