よい授業のポイント(24/07/15)
@ 授業を通して子供が自らが成長に自覚させる
力が伸びた、できることが増えたという自覚が生まれる授業にしたい。しかし、実際はそういう気持ちを、子ども自身がその気持ちを持っていない授業もある。子どもが授業を楽しいと思うのは、自分が授業の主役であることを自覚するような組み立てがほしい。
そのためには、「成長を自覚したこと」「力がついたの思うこと」ということを意識させることでえあろう。手立ては、授業の終末段階の評価である。感想を書くという時間を持たせると振り返りになるい。
・わたしは美しいノートを書きました。(板書を丁寧にうつすことを目的にした授業) ・今日の授業は楽しかった。それは、たくさん発表できたから。よく手をあげたし、発 表ができた。そして、みんがよい意見だといってくれた。その中でも、考えを教えて もらったのがよかったです。(話し合いで育ったこと)
・僕は、国語がイヤでイヤで短い文章さえ読むのがおっくうだった。しかし、4年から はじまった音読の勉強で音読の習慣がついた。声を出して文章を読み覚えるという勉 強の仕方を教わり毎日、短い文章ではあるが、僕はまず、すべての文章を声に出して 読むということを地道にしていった。すると驚いたことに、一度声に出して読むと、 何が書いているのかわかるようになった。(6年の卒業文集)
子どもが成長を自覚するということは、授業の前より利口になったことがうれしいと思えることである。その中に、新しい言葉が増えた、段落のまとめ方が分った等、国語力に関わる内容が入ってくることが望ましい。
A国語授業は大事だと思えるること
楽しい国語授業を創るポイントの鍵は、「国語の勉強をするといい子になれる」とい手応えを持たせることである。日常の言語生活が豊かになるという実感を、子どもに持たせるのことある。「はい」と返事ができる。美しいノートが完成する。お話の読み方が分かる。友達との話し合いの仕方が分かる等、具体的、大事だと思わせる指導を積み上げないと国語科の大事さに気づかない子が多い。
「国語の勉強をしたから文章を書けるようなった。」
「国語の勉強をしっかりしたから意見を言うことができた。」
と胸を張っていえるような子どもにしたい。国語授業が物語を読むとか説明文の読み方が分かるというようなものから、日常の言語生活に響くようなことを意識すれば、授業は変わる筈である。
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