国語教育への小さな提案(平成26年8月3日)
@国語を勉強しているから、いい子になったという自覚が持てる授業にする。
「話すこと・聞くこと」に軸足が置かれた。書く活動は、学習成果が見える。読む活動も能力が形に見える。「話すこと」は学習活動として成果が見えない。「聞くこと」の能力は測れない。しかし、国語は、見えない測れない力を学習の対象にしている。
A国語科が大事にしたいのは人間としてして力である。
できないと思う子を大事にする。知っていることから知らないことを求める好奇心を広げていくのが言葉の力である。教室の言葉が生き生きとする授業づくりをめざす授業の工夫をする。国語科授業で完結しない。国語教室づくりの視点をもつ
B言葉を使いこなせる国語科の授業を創ってほしい。
教師の問いを待って始まる授業から、子どもが課題を持って学ぶ授業へかえる視点を持ってほしい。学習の成果が、評価できること、言葉に責任と自覚を持てる授業は、学校という集団で学ぶときに習得しやすい。
C教科書の活用、教育機器の活用、図書館の活用など「活用力」に考えを入れて行動する力を育てる。好奇心を持つこととは創造につながる。創造は失敗を伴う。そこから立ち上げる力や自分を乗り越える力につながる言葉の力を見直す。 |