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活用力は国語力(26/01/15)

▼「活用力」が授業を強化しているという考えと、教科の授業の基礎を脆くしているという意見が絡まって議論なった。主として、言語活動についてである。各教科で言語活動を大切にすることを目的にして、算数科、理科の教科書に話し合いという活動がふえた。話し合い力を注ぐので、教えれば分かることも話し合いの活動を通すという教室も増えてきたと教室も報告もある

▼国語科における「活用力」を、日常生活に活きると捉えたからである。なぜなら、国語科の目標は学校の日常生活を整える上で大事なことばかりだからである。日常生活を「活用力」と位置づけると、子どもの言語生活を見る目が変わってくる。生活のほとんどが言語を使っているので、視点がはっきりしてくる。たとえば、敬語の学習をして日常でつかる。事実と意見の学習の後、事実を意識して話す等々。

▼学校生活の言語に目を向けると実態は多様である。思いやりのある言葉を使う子もいれば言葉が粗い子もいる。中途半端な言い方で回りを混乱に巻き込む子がいる。人を傷つける言葉を使ってもそのことに気づかない子がいる。その子達の国語授業の態度はどうなっているのか。言葉の乱れを国語授業のあり方におくことは大胆である。しかし、「活用力」を大事にすれば避けて通れない。話すことを指導する授業で、その子達は話す力を高めているだろうか。聞く力を育てる授業で、力がついたと自覚をしているだろうかと問い直したい。活用力は国語力である。

 
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