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輝く子ども・ときめく教室
児童参加
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「総合的な学習の時間」に地域の人たちが児童たちとふれあったり、知恵を授けたりする等、学校と地域との連携が深まっている。その延長上にあるものに授業公開がある。定期的な参観日だけでなく、いつでも学校にきて下さいという姿勢が学校と地域との垣根を低くしている。 
 公開の研究会も変わってきた。研究の成果を発表する研究会の案内状が教育関係者だけでなく、保護者にも地域にも配布され、多くの方が学校に足を運ぶ。教育の今、これからを考える機会になっている。
 O市H小学校は公開授業・児童の学習発表のプログラムに「児童・保護者・教師」による座談会を企画された。H小学校は企画の意図は、3年間の授業改善の研究成果を公開するとともに児童や保護者が今の学校を、授業をどのように受け止めているかということを知り、ともに考えようというところにあった。
 この企画の魅力は、教師側の一方的な成果の自画自賛でなく、児童の立場で授業を語り保護者の気持ちを語るという企画に興味があった。
・本を読むようになった。
 ・自分たちで考える勉強が楽しくなった。
 ・国語の勉強が好きになった。
と、勉強に対する気持ちを自信を持って話す児童の代表。保護者の代表の方も
 ・学校が何を大事にされているか、学校通信などでよく分かった。
 ・先生の熱意が児童を本好き、勉強好きにさせて下さるのが伝わってきた。
と、3年間の研究を検証される。教師の代表も研究成果を上げるまでの仕掛けなどを話す等児童・親・教師のトライアングルである。
 特に、「話すこと・聞くこと」の能力を高めるという課題に取り組んだH小学校が、座談会という場に児童を参加させたことは、参加した児童に貴重な学習経験を積ませるように配慮をされたことに注目をした。代表で登壇をした児童の経験が、当人だけでなく、ほかの子に及ぼす影響が大きいと感じたからである。
授業研究など日常的な研究にも、児童の声が反映させる工夫の必要を感じた、児童参加の研究成果の発表会だった。
 
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