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『ミミズは地球を救う』〜今すぐ役立つ生ゴミリサイクル説明会〜の学習活動に参観・参加しました。(詳細は、指導をされた先生のHPに紹介されています)
 当日の概要は、HPからの引用ですが次の通りです。
※   ※   ※
2004年11月30日(火)、無事『ミミズは地球を救う』〜今すぐ役立つ生ゴミリサイクル説明会〜を終えることが出来ました。受付から始まり、第1部生ゴミ リサイクル プロジェクト実践報告会、第2部生ゴミリサイクル見学会、第3部質問コーナー&ビデオ上映会と、子どもたちは一生懸命頑張って、この日を終えることが出来ました。
 115名のご参加がありました。感謝感激です。保護者の皆さん、近隣の地域の方、さらには、東京・岡山・奈良・和歌山と遠方からのご参加もありました。また、吹田市・堺市・宝塚市の行政担当者も参加されていました。
 子どもたちは、一生懸命、説明をしたり、質疑応答をしました。そんな子どもたちの様子を写真で紹介しましょう
※    ※   ※ 
 次の感想は参観して学んだことの一部です。
@本番が子どもを育てる
 「あの人達は本番は強いのですが、日頃はなかなか力を出しません」という呟きを聞いたりしたりしてきました。本番が出るというのは底力があるからでしょう。参観をした子ども達から得た者は本番で育つということででした。
 受付で案内をしていた子ですが「どうしよう。緊張をする」と初めは尻込みをしていました。ところが、案内を繰り返す度に顔の表情も和らぎ、声に張りが出た来ました。地域の方が「気持ちのよい挨拶をしてくれると元気がでる」とか「ご丁寧なご案内ありがとうございます」という言葉をかけてもらうたびに、態度まで堂々としてきました。
 本番は子どもを育てるという思いを強く持ちました。「本番に強い」から育つのだろうと思いました。
A体験の裏付けが自信溢れる言葉になる
 新聞紙上でも取り上げられたり、環境問題に取り組んでいる人たちへのネットワークから、参加者は「生ゴミリサイクル」に関心を持っている人が目立ちました。受付名簿では県外からや行政の方もおられました。
 参観者を納得させた説明ぶりは、自分たちの力で開発をしたという自信でした。
 課題を見つける、継続して課題を追求する、方法を工夫する、成功体験を積み上げるという体験に関わる要因が全て織り込まれた「ミミズ」との取り組みは「こうしました」「こうなります」という断定の文末に自信があふれ、「そのことについては先生に聞いて下さい」というような説明にななっていたことからも半端な発表会ではないという気持ちを持たせるに銃bんだった。
Bコミュニケーション力を育てる
 話す・聞くの力は生きた場で育つという仮説を実証するような場面があった。(地域の方で環境に関心を持っておられる方であるということは、質問内容から推測できた)かなり具体的な質問をされた。「家でもしているのだけど、うまくいかないの」というの趣旨のものであった。説明とすこし話題が違ったが、質問者の意図を聴き取り、さらに質問を繰り返すという方法で、話し合いを進めていた。質問者も子どもと話しをするという態度から、同じ経験を持つ者同士で話し合うという態度になっていた。まさに生きたコミュニケーションの場であった。
C緊張が言葉を生み出す
 全体会はプレゼンテーション形式で行われた。原稿はグループで吟味し、代表者が説明を引き受けるというスタイルであった。途中、覚えたはずの台詞を忘れてしまうというハプニングがあった。会場はスライドのために暗くなり原稿を確かめる方法はない。沈黙が続く。そして、解決策は自分の言葉を見つけるということだった。聴衆者に呼びかける言葉が生まれ、参観者も子ども達もほっとした瞬間であった。しかし、本当の言葉の力はこのようなハプニングの中で生まれるという気持ちを以前以上に強くもった瞬間であった。
D研究者の琴線ふれることで育つ
 「総合的な学習の時間」に対する関心が創設当時から比べるとかなり後退しているように見える。しかし、参観をした教室の子ども達は、研究者も関心を持つような未知の領域に挑戦し、意欲的に取り組んでいる。課題が大きいかどうかは子ども達は知らない。しかし、自らの課題を見つけた時、全力で取り組むエネルギーは課題の大小を問わない。それが価値があるかどうかは、大人の判断であって、小手先で学習を済まさないという姿勢はこれからの「総合的な学習の時間」を指導する教師へのメッセージと受け止めた。
 教科を越え、教科の授業だけでは育たない力を、学校を舞台に駆け回る子どもから学んだ。
 
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