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国語科教室
音読の工夫(2年)
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  2年生の音読指導で声の大小で気がついたことがある。
 (A) 自信がある部分(文章)は、当然であるが、大きい声で読める。繰り返し読むことは、この意味 で、子どもに自信をつけることになる。ただ、なめらかに読むことで、上滑りになる傾向がある。
 (B) 指名読を続ける場合、最初に読んだ子の声の大きさにまねる傾向がある特に最初に
読んだ子の声より大きくなることは少ない。指名読の最初に誰を読ませるかは、細かいことであるが、授業の雰囲気を作るで大きい。
(C)同じ所を繰り返し読ませると、大きい声で読めるようになったという手応えを感じる
ことが多い。その場合、息継ぎの仕方、声の大小を指導することである。
(D)位置を変えて読ませると大きい声で読めるようになる。
指名をした子が極端に小さかったので次のように、場を変えた。

○ 最初は、教室の前で読ませた
T 今のお話聞こえましたか。
C 小さい声なので聞こえなかった。
下、廊下で読んでもらおう。
C (廊下で読む)
C 少し聞こえてきた。(声が大きくなっていることを確かめる)
T 廊下の端で読めるかな。
C (教室に向かって音読)
T ずいぶん大きい声が出せるようになったね。
このように、自分の声が大きいことを確かめさせながら、
どうしたら声が出せるか
気にさせていった。距離を保つ、教室から離れるという
緊張感が大きい声を引き出すことになった。

 
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