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国語科授業の改善(24/12/24)

提案1 日常の言語生活と国語科授業をつないで考える。
国語科の授業は「おもしろくない」というのが一般的な声である。「おもしろい」と思わせる以前に、国語は大事であるという意識を子どもに育てることに力を注いでいるかと問われると答えは多様に分かれる。 教師と一部の子のやりとりが中心活動になるのが、多くの国語科授業である。やりとりの中で、国語の力が育っているとい実感を持っている子は少ない。それは、国語科授業が完結型になっているからである。
日常の言語生活に響くものは何かということを問うことも時にはあってもいいのではないか。日常生活と国語科授業の重なりは多い。
提案2 学習力を育てる授業にするために授業の仕組みを考える。
学習力を育てることを大事にするためには授業の仕組みを変える必要がある。子どもが学習を続ける段取りは教師の仕事である。学習力を育てる視点で授業を創造することが大事である。たとえば、次のような学習過程を考えてみた。
@教材の全体を理解させるための読みを繰り返す。
A「学習の手引」を自分の力で進める。
B学習集団として学習を進めると成果があると思える場面を学び合う。
C学習成果の確認をする。
音読などは、家庭学習が多かった。むしろ、「学習の手引」が活用できる力を育てるこ
とが学習力につながる。また、学習者の意識として、「同じ所はどこか。違うところはどこか。私だったどうするか。根拠を明らかにする」を意識して学習を進める力は自問自答を繰り返す学習習慣を育てる。
提案3 学習活動量で学習成果を測る
「今日の授業はよかった」「深い読みができた」という評価を少し距離を置いてみる。丁寧に考え方を指導した結果であってほしい。学習活動量という考えは、国語教室の実態から考えたものである。「今日の学習」をテーマに、何分くらい話ができるか、具体的に子どもに尋ねてみたい。ノートを大事にした指導は、学習活動量からの発展である。書く機会を増やし、書くことで力が育っているという形を示す。
提案4 完結型授業から発展型授業へ切り替える
読解中心の授業から読書指導へ広がる国語科授業を意識を変えると国語授業が変わってくる。細かな文章の読みと共に、本を読む子を育てるようにする。教材に関わる本を読む指導は、読書指導の方句に軸足を置く。
提案5 語彙を拡げ、考える力を育てる授業を工夫する。
考える力は語彙の量と比例をする。語彙を拡げる学習の工夫をする。日頃の授業では対話の機会を生かし、語彙に関心を持たせる。つまり、国語教室の小さな積み上げを大事に
提案6,個々の子どもの学習力を把握し、生かす授業をする。
指示でできる子は国語の力が育っている子である。多くの子は、自分の言葉を 持たないので、力が定着しない。学習の内容をはっきりさせ、できたことをふやし言葉で豊かになっている自分のよさに気づかせる。言葉を大事にする教室づくりは丹念に、しかも丁寧にすることから始まる。どの子も学習目標を自覚する授業を積み上げるには、個々の子どもの学習力を把握し、生かす授業をする。

 
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