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国語科教室
学校が楽しいということ
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   「私は朝の10分間読書を続けるようになってから、文章を早く読めるようになったと思います。」
 「勉強の仕方が少し分かってきました。国語っておもしろいのですね。」
 時々ですがこんな文章を書いて持ってきてくれました。

子どもたちにとって学校が楽しいところであったと思ってくれたら、こんなうれしいことはありません。
ランドセルを背負って、玄関を出る子どもたちを時々見送りながら、あのランドセルの中に、何が土産として入っているのかなと気にしています。

給食がおいしかった、休み時間が楽しかったという土産もあります。が、学校という機能から考えれば、友だちと豊かに関われた、友だちのよさが見つかったという人との出会いの喜びも、ランドセルの中身に入れてほしいと思っています。

学校が楽しい時は何ですかと尋ねると、多くの子は運動会とか音楽会という学校行事をあげてきます。子どもたちには心に残る体験ですが、そこに加えて、日々の授業もまた、心に残るものとして光が当たればうれしいなと思っています。
こんな事を考えて、時々尋ねます。「今日学校楽しかったですか」と。
「きょう、国語の時、お手紙を勉強して、読みあったの。はじめのところ もう覚えたよ。」
「理科の時間、おもしろいことがあって。」
と、身振り手振り話してくれる子があります。その話をしている子の回りに集まって来た子が、また、その続きを話します。そんなとき、この学級の子どもたちは、そして、この子は、すばらしい土産をランドセルに入れて帰るのだと思って、少し豊かになりまます。
日々の授業の充実こそが、学校の生命線と考えているからです。

 
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