心を行動に（０５／０４／０８）入学式の翌日の玄関は一年生で混み合う。
かさはどこに置こうか、くつは大丈夫か？教室へ一人でいけるか？
明日になれば、それほど心配することでないことが
今日は一番の心配事である。
校門の前で不安げな一年生に出会った。
「おはよう」も声に出ないくらいの心細さ。
本当は、そっと見守るのが教育的なのであろうが、
手を引いて玄関へ導いた。
さて、くつはどこへ入れるのかより、一年の下駄箱はどこかも
自分自身が知らない新米なので一年生と手をつないだままうろうろ。
その時、すうと３年生の子が１年生の横にきて、ポケットから名札を出し
クラスを確かめ、なにやら耳元でささやいて、教室へつれて行った。
不安そうな子の顔が急に明るくなったように見えた。
「一年生に親切にしましょう」が４月の生活目標。
目標を意識して行った行動かどうかは分からないが
良いことありそうな朝にひとときであった。