期待の星
子供達の日々は好奇心で満ちています。それが言葉となって
残ったらいいのにと思っています。最近心にのこったちょっといい話です
▲2年生の子の連絡帳。そっとのぞいてみました。
○ きょ年のあきにうえたきゅうこんのアネモネがつぼみをつけました。
下をむいてすうじの9のかっこうをしていました。
○ 朝、つう学のと中、大がたゴミがありました。ぼくはがらくたを見るの
がすきです。なぜかというとまだつかえるものがあって、がったいして、
なにかつくれないか見られるからです。
○ 夕方、ベランダへ出て、プランターを見ていると、4oぐらいの大きさ
のかたつむり赤ちゃんと2o ぐらいのなめくじを見つけました。雨はきら
いだけどすきな虫もいるんだんね。
大人はすっかり自分にも子どもの時代があったことを忘れています。が、この
子のような好奇心一杯の時があったのだということを思い出しました。
「子どもに学ぶ」ということでしょう。
▲子どもは、時には、自分をしっかり見つめる時もあります。
学習プリントが一つの山を越えたとき、今までの自分を振り返り、
自分を励ますということを課題にした学年がありました。「よくやった」
「がんばった」という中で次のように自分を励ましているのもあって心ひかれました。
○ ここまでよくやったな。えらいぞ。でも、持って帰るのをわすれるのが
残念。わすれないように気をつけよう。
○ もっとしっかりしなさい。ちゃんとがんばれよ。それともっときれいに
字をかきなさい。わかったか。
自分を励ます。まさに自分と真正面に向かい合っている姿がそこにあります
。ある時は、最高の輝く姿で、ある時は、自分に厳しくしながら子どもの心は
豊かに、たくましく育っていくのでしょう。
▲授業の残り少しの時間をもらって、自分が今まで言われた言葉で
気持ちのよかったもの、「いい言葉」なるものをあげてもらいました。
ありがとう。 努力したな。 よくがんばったな。返してくれてありがとう。
すごかったね。 えらかったね。 がんばってね。いっしょに遊ぼう。
おはよう。だいじょうぶだよ。むりしんときや。元気だね。また遊ぼう。
明るい子だね。きっとできるから。よいことをしたね。ごめんね。
手伝ってくれてありがとう。あんたが期待の星よ。いっしょにしようね。
「ありがとう」「がんばったね」等は予想できる言葉でした。なるほどと納得
したのが「いっしょにあそぼね」「またあそぼうね」等。やっぱりよい言葉です。
「あんたが期待の星」というのも納得です。