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授業いろいろ(050930)

「国語の勉強が好きになるのはどんな時ですか」というアンケートをしたことがありました。
真面目な答えでは「授業の内容がよく分かるとき」「やり方が理解できたとき」である。
「楽しいとき」「やる気があるとき」に続き、少し個性的なものでは
「先生の機嫌がよい時」というのがある。
学習意欲は教師の仕草や対応、表情と関係することを示したもので貴重な回答として受け止めている。
なのです。

教師にとってやる気が溢れているときは教材研究が深いときである。
これを教えてやろうという知恵が生まれたときは早く授業がしたくなる。
期待通り、真剣に学習に取り組んでくれると、教師になってよかったとしみじみ思う。
不思議なもので、良い授業は、子供のやる気と教師のやる気が一体となった時である。

学級通信に「授業記録」を載せたいという気持ちが強く湧くときがある。
その記録は、意図した以上に子供が発言したり内容が深まったと思うときである。
今でも印象に残って入るのは、一人の子がクラスを相手に自分の考えを変えなかった授業
「僕たちは、岩城(仮名)さんを説得するために一所懸命考えた」
こう授業の感想を述べた子のノートの文字まで覚えている。

算数の指導に自信がなかった時のこと。割り算が分からないと質問をした子に
。質問の部分だけ教えてやればよかったのに欲をだして、ノートの使い方、
数字の書き方まで注意をし、
「もういい」といって逃げ出した子がいた。
ゆとりがあるようで時の対応である。このことも教訓として大事にしている。