原句 子の鯉に緋鯉真鯉や五月晴れ
俳句好き数人が、この俳句についてイメージを話し合っている様子を想像してください。数人が集まると解釈も色々です。話題の中心は鯉です。鯉のぼりとか池の鯉だとか。五月晴れに命を吹き込むには、鯉のぼりにすると季語が重なるので、池の鯉にスポットを当てる・・・ということで次の句になりましたが。作者のイメージに合っているでしょうか。
添削句 緋鯉真鯉子の鯉もいて五月晴れ
原句 三上山風沿いのぼりお田植祭
三上山と御上神社の間に悠紀斎田があります。お田植祭は昔からの伝統に沿って行われます。俳句好きの数人は原句から好き好きに話を広げます。この句でわかりにくいのは中七の「風沿いのぼり」です。お田植祭は田の周囲に踊り手が並び、歌に合わせて踊るという話に広がり、歌が三上山にのぼっていったという句にしてはどうかということで。歌か唄かは話がまとまりませんでした。ちなみに、作詞者は巌谷小波さんだそうです。
添削句 お田植祭唄のぼりけり三上山