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 好きな句紹介

雷三ツ日火攻めの窯が夜も唸る    幸司
水平線ひとすじ煌と初茜         嘉典
夢二絵で始まるしあわせ初暦      となみ
初御空夢は宇宙へ続きけり       芳江
梵鐘の余韻を繋ぐ風の色        幸司


花藻(2005年1月号より)

霧晴れて日時計少しずつ動く    紀子
願い事少し控える神の留守     寿子
イヤリング外せばほてる残暑かな 政子
秋晴れや校内放送つつぬけに   春月
空蝉や土の匂いをまだ残し     道枝


花藻代表者会(滋賀里コミュニユテイセンター)040606

梅雨晴れ間女の言葉きらきらと  みゆき
人生の緞帳ににて梅雨の雲    夏生
青梅雨へ脳の中まで濡れてくる  いさを
梅雨の傘足ばかり見え一年生   茜
嗜みに少しの化粧走り梅雨     見月
風呂敷の角よりほどけ梅雨にいる 紀子
熱の子が気にする梅雨の運動会 幸司



「花藻7」叢書50集(040601)

魂まで透け絶唱の秋の蝉 (いさを)
ひまわりが咲き完璧な位置を占める (いさを)
大幹のほこらに梅の命見し( いさを)
雪のくる予感に樹々の殺気立つ (いさを)
手の届くところに虹ある登山道(となみ)
金木犀こぼれて気付く小さき嘘 (幹雄)
春の彩膳に咲かせる厨妻(幹雄)
唐辛子負けず嫌いの女の朱(幹雄)